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 実は高校時代まで、特に夢もなく、考えることから逃げていたようなところがありました。ただ、いつまでも逃げていられないのも事実で。例えば、高校1年生から2年生に上がるタイミングで、理系か文系かを選ばなければならない時は、理系の方が、将来、潰しがききそうだという理由で理系に進みました。ところが2年生から3年生へ上がる時には、進路希望調査で志望大学名を書かなければならず、潰しがきくかどうかで選べる話でもないなと思い、ちょっと悩んで。その時、所属していた美術部の先生に相談してみたのです。すると、その先生が、私たちの周囲を見渡せば人工物ばかりあると。例えば、ハサミひとつ取っても、誰かが作っているから、この形をしているのだということを話されたのです。電気がついていれば、その電気を作っている人がいるし、飲み物があればそれを作っている人がいる。そんなふうに職業を考えるきっかけは、身の周りにいくらでもあるのではないかと話してくださって。その時、初めてプロダクトデザインというものがあることを知って、私もそれを学んでみようと大学へ進んだのです。ところが大学で、本や雑誌のデザインをメインに活躍されていたグラフィックデザイナーの工藤強勝先生と出会って。先生の下で学び、研究室でその仕事に触れるなかで、グラフィックデザインの面白さを知り、そこから私も本や雑誌のデザインをしてみたいと思うようになったのです。  文字やフォントに興味を持ち始めたのは、学部2年生か3年生の頃だったと思います。工藤先生が「自分のデザインの核は、文字組と紙選びにある」とおっしゃって。私自身、高校まではグラフィックデザインはもとより、文字を特別、意識せずに過ごしてきたので、グラフィックデザインで使う文字は、キーボードを打てば出てくるくらいに思っていました。しかし実際は、一文字一文字、そのフォントを作っている人がいて、和文書体の場合は2万3千字が1セットで揃い、さらにその2万3千字に8つのウェイト(太さ)があるという話を聞いて、途方もないなと驚嘆したことを覚えています。  また、例えば明朝体とひと口に言っても、色々な種類があり、工藤先生は、△△明朝体は良くないけれど、○○明朝体は良いみたいな話もされていました。私には、どちらも同じように見えていたので、それらの何が違うのかと疑問に思って、最初は間違い探しのように、ずっと文字・フォントを見ていた時期があったのです。そうすると、いつの間にか、書体の特徴がわかるようになってきて、好きな書体が目に入ってくるようになり、その書体だけは見極められるようになっていきました。そうしているうちに、徐々に周りから「フォントのことは舟山に聞けばいい」と、私の得意分野として認識されるようになったのです。みんなから聞かれるので、私も調べて答えているうちに、徐々に文字に対する興味が深まっていった形です。 デザイン事務所勤務時代に制作した書体見本 工藤強勝『文字組デザイン講座』誠文堂新光社、2018 ■先生はどんなところにグラフィックデザインの面白さがあると思いますか?  グラフィックデザインの面白さは、どう伝えるのかという部分で、本質を捉えなければならないことだと思います。グラフィックデザインには、何かを伝えるという目的があります。例えば、絵画表現であれば、自分の思いや社会の状況を作品に表現するということだと思いますが、グラフィックデザインの場合はもう少し商業的な目的意識があります。そういうものを持ちながらも、予算や時間の制限があり、その中でどう伝えるか、どう表現するかを考えて形にするものだと思います。そうすると、もちろんテクニック的なことは必要になるので、私自身も教員としてそういうことを教えてはいますが、それだけでなく、もっと大切なこととして、表現するもの自体をどう解釈していくかということがあるのです。  今日、取り上げた『黒川紀章のカプセル建築』のブックデザインも、これまでに培ったテクニックで、本らしいものを作ることは、それほど難しくはなかったと思います。ですが改めて受け手に、送り手が伝えたいことを伝えるにはどうしたら良いのかを考えるなら、今までに身に付けた小手先のテクニックは置いておいて、そもそも黒川紀章はどう捉えられていたのか、あるいは彼自身はどう捉えられたかったのか、何をしたかったのかといったことを、伝記を読んだり作品を見たりする中で解釈していく必要がありました。その解釈の先に、ようやく表現が出てくるのです。  また、デザイナーは送り手のメッセージを理解して、どういうメディアにどう落とし込めば、その情報を受け手に伝えられるのかを考えていきます。本なのかウェブなのか、はたまた手紙が適しているのかといったことを考えるわけです。ですから、送り手から受け手へと伝えるための環境全体をデザインすると言えますね。そういうことがグラフィックデザイン自体の面白さでもあるし、それはデザインに限らず、伝えることに関係する色々なところに応用がきく力だと思います。 ■学生にも、そういう力を身に付けて巣立ってほしいとお考えですか?  そうですね。デッサンや平面構成など、デザイン上のテクニックは、ひと通り学べるカリキュラムになっていますが、一方で様々な課題に取り組む際には、テーマをどう解釈するかが常に求められます。例えば、今、準備している授業では、あるテーマをもとに美術館のロゴを作るという課題を出す予定ですが、美術館だからと華やかなものを作ろうと思えば、それに対するテクニックを教えることもできます。ですがそれよりも大事なことは、今の時代の美術館に求められるものは何か、こういう美術館に行く人は何を思って、その時にどんなものを買ったり見たり聞いたりするのか、みたいなことを総合的に考えられるかどうかです。つまり、テーマをどう解釈できるかというところを、授業を通して学んでほしいと思っています。それはデザイナーに絶対に必要なものですが、デザイナーにならなくても、必ずどこかで役立つものです。というのも、誰かに何かを伝えることは、日常のどこにでもあることですよね。その伝える工夫や思いの整理の仕方に、デザインの力はすごく使いやすいし、役立つと思います。 「2023年 専門演習Iの授業風景」 ■今後の展望をお聞かせください。  実践と教育と研究を、バランスをとりながら進めていきたいと思っています。もともと私が大学の教壇に立つことになったのは、先ほどから話に出てきている恩師・工藤先生の影響です。工藤先生は第一線で活躍するグラフィックデザイナーでありながら、教育活動と、例えばタイポグラフィ協会やJAGDA(日本グラフィックデザイン協会)といった業界団体へもコミットメントされていて、業界を包括的に考えていた方でした。授業でデザイン理論の基本的なことを教える際も、どちらかというと実践ベースで、先生の最近の仕事を例に、それがどのように作られているのかや、実際に展示されたポスターを前に、使用した紙や印刷方法などを教えてくださったりして、すごく良い刺激をもらえたんです。ですから、いつかは私もデザインの実践と教育活動、研究活動の三本柱に取り組んでみたいと思ってきました。  実践であるグラフィックデザインの仕事は、それなりに続けてきて、自信のついた部分もあります。一方、教育に関しては、本学に来て今年で4年目になり、わかってきた部分もあるし、もっとこうしていきたいという方向性も見え始めました。しかし、研究に関しては、まだ足りてない部分があると思っていて。ですから、これから改めて力を入れていくつもりです。グラフィックデザイン分野の中で、これからのタイプフェイスデザインがどういう役割や位置付けとなるのかを明らかにし、どう研究分野として確立していくかといったところを研究して、教育や実践につなげられるようにしたいと思っています。 重ねる切り絵暦「るいるい」 紙の特性を生かした生活アイテムの新たなデザイン  林 芙美代  詳細はこちら  https://tutsotsuten.jp/work/hayashifumiyo/ ■最後に受験生・高校生へのメッセージをお願いします。  高校生の頃は、何かと迷う時期だと思います。先ほどお話ししたように、私自身、潰しがきくかどうかで選択して進んでいたつもりが、急に進路がわからなくなって、追い詰められたような面がありました。ただ、考えてみると、きっかけは色々とあると思います。私の場合は、美術の先生が身の周りを見渡すと、色々な職業が関わっていて、人が関わっていないとできないことがたくさんあると話してくださったから、世界への解像度が少し上がった気がしました。ですから、今、何となく見ている世界が、人に助けられながらできている世界なのだという認識を持って、一度、眺めてみてください。そうすれば、「自分は昔からこういうものが好きだったな」とか「これって社会的にこう扱われているのはなぜ?」みたいな疑問が出てくるかもしれません。それがいきなり、将来につながるわけではないけれど、その糸を辿っていくと、いずれ少しずつ道が開けていくはずです。 ■デザイン学部: https://www.teu.ac.jp/gakubu/design/index.html 大学の学びはこんなに面白い! 工学部一覧 コンピュータサイエンス学部一覧 メディア学部一覧 応用生物学部一覧 デザイン学部一覧 医療保健学部一覧 情報公開 プライバシーポリシー ソーシャルメディアポリシー 本サイトについて 採用情報 JP  EN  PC表示切り替えスマートフォン表示切り替え twitter instagram LINE LINE YouTube Facebook ©Tokyo University of Technology 資料請求 ネット出願 twitter instagram LINELINE YouTube Facebook ページの先頭へ 資料請求 ページの先頭へ close ホーム 大学概要 学部・大学院案内 入試・入学案内 キャンパスライフ 地域連携・国際交流 就職・キャリア支援 教育・研究案内 受験生 在学生 卒業生 教職員 研究者の方 採用担当者の方 お問い合わせ 交通案内 サイトマップ ネット出願 資料請求 検索 JP EN 学部・大学院案内 工学部 コンピュータサイエンス学部 メディア学部 応用生物学部 デザイン学部 医療保健学部 大学院 教養学環

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